音楽朗読劇はちぞうの不思議な旅
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青い不思議な朝に、ハチドリの卵から孵った「はちぞう」

ハチドリの子どもとして生まれ育ちますが、お母さんや兄さんたちとちょっと姿形が違っていました。

原作絵本では「humming elephant」というサブタイトルが付いていますが、英語でハチドリを「humming bird」ということから連想されて付けられたものです。

ハチドリは鳥類の仲間では最も体が小さく、体重は2〜20g程度の超軽量です。
毎秒約55〜80回の高速で羽をはばたかせ、空中で停止するホバリングをして、細長いクチバシをさし入れ花の蜜を吸います。
それはハチドリならではの特徴ですが、はちぞうもやはり花の前で空中停止しながら、ぞうのような鼻先をピーンと伸ばし、大好きな花の蜜を吸います。

そもそもハチドリはハチのような羽音を立てることから「蜂鳥」と名づけられましたが、はちぞうが自由に飛び回るシーンでは、「ぶーん、ぶーん」という音が聞こえてきます。
そしてハミング(鼻歌)が大好きなはちぞうですが、ギターの名器「ハミングバード」のイメージとも重なり、いつもはちぞうの周りには音楽が溢れているのです。